零細自営業者が危機を脱出!ギフト券の現金化で危機を乗り越えた体験談
私は建築関係の自営業をしています。
数社ある取引先から仕事をもらい、その都度、材料を用意し、場合によっては職人さんを集めて、仕事が完成した後に報酬をもらう、といった流れで経営しています。
仕事には波があるので、たまたま大きな仕事が入って、機械類のリース代や材料代、職人さんへの支払い額が大きくなることもあります。
そのような大きな仕事で忙しくしていたある時、知人から突然、取引先のうちの1社が倒産したことを知らされました。
タイミングが悪いことに、この取引先から、数日後に私へ報酬が支払われることになっていました。
月末の支払いが足りない!零細自営業者の危機
確認してみると、やはり期日通りの支払いはできないとのことでした。
そして、この会社からの入金がないと、私自身がしなければいけない月末の材料代の支払いが滞ってしまいます。
月が明けて、次の月の5日には別の取引先からの入金予定があったので、この月末さえしのげれば、後の資金繰りは何とかなりそう、という状況でしたが、その月末まで土日を挟んで1週間もありません。
足りない額は、そう大きな額ではありませんでしたが、仕事を続けていく上で材料代などの支払いを、たった5日といえども待ってもらうことは、信用を失うことになるので避けなければなりません。
また、クレジットカードのキャッシング枠まで使い果たしても、月末を越せない計算でしたから、借金のあてもありません。
当時の私は、精神的にも相当追い込まれていました。
初めてのギフト券の現金化
そこで、意を決して妻に相談してみることにしました。
その結果、まず売れる物を探してみようということになりましたが、物持ちの良いい我が家には、売れそうなものは、すぐには見当たりませんでした。
しかし、その時妻が、数か月前に出席した結婚式の2次会のビンゴであたったギフト券があったことを思い出しました。
探してみると、引き出しの中から百貨店の商品券が出てきました。
他にも、ゴルフのコンペでもらった信販会社のギフト券や、ビール券も一緒にしまってあるのを見つけました。
ビールをだれも飲まないのでお中元やお歳暮などでもらってそのままになっていたようです。
いままでギフト券を売った経験はなかったですが、ネットで探してみると買い取りサイトがすぐに見つかりました。
買い取り金額も、思った以上に高額で、表示されている額であれば月末は乗り切れそうです。
すぐにサイトにある手続きを進めてギフト券を発送したところ、3日後には表示された額とほぼ同額が振り込まれていました。
振り込みの確認が取れ、月末の支払いの心配がなくなった時の解放感は、今でも忘れることができません。